どうしてコンパッションを学ぶ必要があるのだろう?

コンパッションシリーズ 第5回
どうしてコンパッションを学ぶ必要があるのだろう?

コンパッション(慈悲心や思いやり)というのは、
もともと人間の本性として、
生まれながらに備わっているものです。

知識のように、
外側から学んで身につけるものではありません。

と、CCTでは考えられています。

CCTで教えていることの背後には、

世界の最先端の脳科学や心理学を始めとする
様々な研究の成果があります。

思いやりの心(コンパッション)は
自然に私たちの本性に存在し、
まだ言葉の話せない子供の中にもあることが
研究でわかっています。

You Tubeの動画などを見ていても、

クマが池に落ちて溺れそうになっている鳥を助けたり、

野生のゴリラが、怪我をして、片腕をなくした子供のゴリラを家族で支え合って助けていたり、

さまざまな動物が、
困っている他の動物を助けるような場面が
特集されていたりします。

そういう場面を見るだけで、
私たちの中の何かが共鳴して、感動します。

アマゾンの奥地に住んでいる
現代文明との接触がまったくなく、
お金の存在も知らなかった未開の部族では、

獲物や食べ物などを、
自然にみんなが分かちあい
お互いに助け合って生きています。

ところが現代文明の私たちの世界では、

全世界の人たちが十分食べていける食料の生産があるにも関わらず、

世界人口の8億人以上の人たちが栄養不良に陥り、
健康で活動的な暮らしを営むための十分な食糧が得られない
という飢餓の状態に苦しんでいます

どうしてなのでしょうか?

それは、

私たちを無感覚にしてしまっている、
文明や教育が、

すでに私たちが内側に持っている
人間の本性であるコンパッションとつながるのを
難しくしてしまっていることとも関係がありそうです。

私たちが人間性というレベルから行動するためには、
本来の人間性を妨げている、
現代文明の影響を軽減する必要がありそうです。

そうすることで、

本来、私たちが自然な属性として持っている
思いやりの心を再発見し、増進していくことが
可能になっていきます。

そうすることが、コロナの状況をはじめとする
これからの世界を生きていく上で
ますます必要になってきています。

では、

そのコンパッション(思いやりの心)を再発見し、
育てるためには、

どのようにすればよいのでしょうか?

そのためには、

まず思いやりの心を持つのを妨げている
自分の考え方、ものの見方に気づく必要があります。

私たちは、個人主義や競争をベースとする
西洋式の教育を受けることで、

人から思いやり(コンパッション)を受けることに対して、
次のように考えてしまいがちです。

・自立ではなく、依存しているように見える
・世の中は、思いやりではなく、タフさが必要だ。
・利用されてしまうかもしれない
・批判的な判断力を失ってしまう
・依存心が生まれてしまう
・下心からではないかと疑心暗鬼になってしまう
・自立心を失ってしまう

これは、

現代教育によって、

この世界をどのように見るかという世界観が、
そのように形成されてしまっていることによるものです。

その世界観は、

私たちの世界に対する態度と、
自分が生きる価値観に影響を与えます。

それによって、感じ方が変わり、
その人の行動に影響を及ぼします。

そうすることで、
私たちの習慣が形成されることになります。

現代の西洋式の教育では、

世界は、私たちの生存を脅かし、
敵対するものとして見ています。

これに対して、

自分以外の人を、敵や競争相手、
自分を脅かす存在と見るのではなく、

友人や仲間と見ることができるようになると、
どうなるでしょう?

そうすると、

その人への振る舞いも変わり、
相手とのつながりを感じることができるようになり、
行動も変わり、習慣も変わるようになります。

それがコンパッションのトレーニングの
背後にある理論です。

このトレーニングによって、

意識の変容が起こり、
マインドセット(物の考え方)や
態度の変容が起こります。

これを通して、

他の人への感じ方が変わり、
世界を見る見方も変わっていきます。

それは、

たったひとつの言葉を意識することによて起こります。

このような、コンパッション育成トレーニングに
興味ある方はこちらから。
https://compassioneducation.jp/about-cct/#schedule

OAU
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