概要
目的
本研究では、マインドフルネス瞑想者は感情刺激による影響を受けにくいことを示唆した先行研究に続き、マインドフルネス瞑想は感情移入の減少と関連するという仮説を、気分を誘発し、価数が反対の自伝的記憶をできるだけ多く生成するよう被験者に求めることで検証した。
結果
マインドフルネス瞑想経験者は、最初の反対の気分の記憶を生み出すのに非瞑想者の2倍の時間を要したが、記憶の総数は非瞑想者と同数であった。
結論
当初の仮説に反して、結果はマインドフルネスが感情への関与の増加、感情との接触の増加、感情経験からの迅速な回復と関連している可能性を示している。
マインドフルネスが感情の暗黙的・明示的側面に及ぼす影響について、関連する障害の治療への潜在的な意味も含めて議論する。