十章

第10章 勇気が増すほどストレスが減少し、自由が拡大する

1 (P.267)
Daniel Kahneman,
Thinking, Fast and Slow
(New York: Farrar, Straus and Giroux, 2011).

【参考】
ファスト&スロー (上)
https://www.amazon.co.jp/dp/B00ARDNMEQ?ref_=cm_sw_r_mwn_dp_QQZJP6VV9F3BMHGZGB7X

ファスト&スロー (下)
https://www.amazon.co.jp/dp/B00ARDNMDC?ref_=cm_sw_r_mwn_dp_6AM9EQNF1K9RHP3C7JS3

【参考】
ダニエル・カーネマン TED
経験と記憶の謎
https://digitalcast.jp/v/13399/

私たちには二つの思考モードがある。システム1(速い思考)は直感や感情のように自動的に発動するもので、日常生活のおおかたの判断を下している。一方、システム2(遅い思考)は熟慮とでも呼ぶべきもので、意識的に努力しないと起動しない。システム1の判断を退けてシステム2を働かせるのは、多くの人にとって難しい。自動的に物事に因果関係を形成し、単純な一貫性のある現実を求めるシステム1は、プライミング効果やハロー効果をもたらす。私たちの判断は、自分で決めているつもりでもそうしたことによって大きく左右されている。


2 (P.268)
Charles H. Duhigg,
The Power of Habit: Why We Do What We Do in Life and Business
(New York:Random House, 2012), 12

【参考】
The Power of Habit: Why We Do What We Do in Life and Business
https://amzn.asia/d/4lzmIrW

習慣の力〔新版〕 (ハヤカワ文庫NF)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07WDKZR18?ref_=cm_sw_r_mwn_dp_Z9570GTRBYE4E0N1PEZ3

アルコール依存症が治せるのも、売れなかった「ファブリーズ」がヒットしたのも、全部「習慣の力」のおかげ。私たちの行動の四割は習慣でできている。何気ない繰り返しの効力を科学的に解き明かし、良い習慣を身につけて悪い習慣を減らす秘訣を伝授するミリオンセラー。新章を増補した決定版。解説/隂山英男


3 (P.268)
神経可塑性という重要な科学的発見と、それがヒーリングや個人変容にもたらす影響についての興味深い解説については以下を参照。
|324)

Norman Doidge,
The Brain That Changes Itself: Stories of Personal Triumph from the Frontiers of Brain Science
(New York: Penguin Books, 2007).

【参考】
The Brain That Changes Itself: Stories of Personal Triumph from the Frontiers of Brain Science
自分を変える脳。脳科学の最前線から見た勝利の物語
https://amzn.asia/d/iAveLRV

【参考】
脳はいかに治癒をもたらすか──神経可塑性研究の最前線
https://amzn.asia/d/ipvXbns

脳卒中、自閉症、パーキンソン病、慢性疼痛、多発性硬化症、視覚障害――
これまで治療困難と考えられていた神経に由来する機能障害の多くには、《神経可塑性》を活かした治療で劇的に改善する可能性がある。
米国で人気の精神科医が、難病を克服した数々の患者や医師、関係者らを徹底取材。回復するまでのエピソードとともに神経可塑性研究の最前線を克明に綴ってニューヨークタイムズ・ベストセラーとなった、科学・医療読み物。
欧米の主要紙誌をはじめ、V.S.ラマチャンドラン(『脳のなかの幽霊』著者)ら絶賛!!


4 (P.277)
マーガレット・カレンとの個人的会話より。


5 (P.278)
感情が思考や生き方にどのように影響するかに関する現代科学の研究の洞察あふれる解説は、以下を参照。
Richard J. Davidson and Sharon Begley, The Emotional Life of Your Brain: How Its Unique Patterns Affect How You Think, Feel, and Live–And How You Can Change Them
(New York: Hudson Street Press, 2012).

【参考】
The Emotional Life of Your Brain: How Its Unique Patterns Affect the Way You Think, Feel, and Live–and How You Ca n Change Them
あなたの脳の感情生活:そのユニークなパターンは、あなたの考え方、感じ方、生き方に影響を与え、あなたはそれらを変更することができます方法
https://amzn.asia/d/5oygEb9

【参考】
脳には、自分を変える「6つの力」がある。―前向き、共感、集中力、直感…etc.
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「自分らしい最高の人生」を見つける法!「イメージ・ワーク」―「不安、嫌い、苦手」がス~ッと消えていく。「小さな成功体験」―まず一つ、毎週の“プチ達成”を脳に覚えさせる。「幸せメソッド」―「楽しい・うれしい」が増え、人づき合いもうまくいく。「環境を変える」―うまくいかないときは、「脳のしくみ」が原因かもしれない。「気づきの瞑想」―脳と心が安定し、「自分本来の力」を発揮できる。「思いやりのエクササイズ」―やさしさと包容力をグングン育てる。


6(P282)
第6章に書かれたシャンティデーヴァの『入菩薩行論』には、辛抱の心理、そして育成法に関する卓越した文章がある。
その重要な部分の詳説は以下を参照。
Dalai Lama,
Healing Anger: The Power of Patience from a Buddhist Perspective,
trans. Thupten Jimpa
(Ithaca,NY: Snow Lion, 1997).

【参考】
Healing Anger: The Power of Patience from a Buddhist Perspective
怒りを癒す。仏教の観点から見た忍耐の力
https://amzn.asia/d/0JNC0Nw