マインドフルネスと慈悲の自己報告に対する注意、慈悲、社会的認知に基づく精神修養の差異的効果

概要

マインドフルネスとコンパッションに基づく介入の効果に関する研究は、幅広い概念の側面を評価するための自己報告尺度とともに盛んになっている。しかし、マインドフルネスとコンパッションの注意力、認知力、社会・情緒的側面を発達させるために、どのような精神的実践が最も適切であるかについては議論が残っている。

目的

重要な疑問として、非審判的受容を含むマインドフルネスの様々な提案されたファセットと思いやりの間の変化のカスケードを誘発するために、現在・瞬間の注意に焦点を当てたマインドフルネス練習が十分であるか、それとも明示的な社会・情動のトレーニングが必要であるかということを検証する。

方法

ここでは、9ヶ月間の縦断研究(ReSourceプロジェクト)において、3ヶ月間の異なるメンタルトレーニングモジュールがマインドフルネスと思いやりの質問票の下位尺度に及ぼす差異効果を検討することにより、これらの疑問に対処した。

結果

現在に集中した注意と身体への気づきを養うことを目的とした「プレゼンス」モジュールは、観察、非反応、プレゼンスの下位尺度の増加をもたらしたが、受容や非判断の増加にはつながらなかった。これらの側面は、社会認知的な「視点」モジュールと社会感情的な思いやりに基づく「感情」モジュールによって、それぞれ具体的に育成されることで恩恵を受けることができた。これらのモジュールはまた、プレゼンス・モジュールの影響を受けた下位尺度のスコアをさらに増加させることにつながった。さらに、思いやり尺度のスコアは、Affectモジュールの影響を独自に受けていた。

結論

このように、多くのマインドフルネスに基づくプログラムで実施されている現在・瞬間の注意に焦点を当てたトレーニングは、確かにマインドフルネスの注意の側面を高めることができたが、社会認知と思いやりに基づく実践のみが、非審判的態度、同情、自己憐憫といった倫理・動機付けの資質における幅広い変化をもたらすことが明らかになった。

https://link.springer.com/article/10.1007/s12671-017-0716-z