慈愛と慈愛の瞑想。その概要と臨床応用への展望

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29975338/

概要

目的

本稿では,確立されたマインドフルネス介入に関する経験的証拠の概略と,確立されていない思いやりに基づく介入(CBIs)および愛ある親切な瞑想(LKM)に関する詳細なレビューを紹介する。定義、認知的・生理学的メカニズム、評価方法について議論する。

方法

Google Scholar、PsycINFO、PubMedのデータベースを用いた文献調査を実施した。

結果

マインドフルネスに基づくストレス軽減やマインドフルネスに基づく認知療法の有効性は多くの試験で証明されているが,CBIとLKMに関する無作為化比較試験は7件のみであった。これらの試験において、CBIは精神病性障害、精神病的特徴を有する感情障害、大うつ病性障害、摂食障害、過去1年間に自殺未遂のあった患者の治療に有効であり、LKMは慢性疼痛の治療に有効であり、境界性人格障害には両者の組み合わせが有効であった。さらに多くの非ランダム化研究が、CBIとLKMは、うつ病、不安障害、慢性疼痛、心的外傷後ストレス障害など、幅広い臨床症状の治療に有効である可能性を示していr。