地球規模のコンパッションが必要な時代

私たちは、地球規模のコンパッションが必要な時代に生きています。

なぜなら、私たちは文字通り運命共同体の中に生きているからです。

インターネットの発達や、交通手段の高速化によって、世界はますます狭くなり、今回のコロナのように、一つの地域の伝染病が瞬く間に世界に広がってしまうような世界に生きています。

地球の限りある天然資源に反して人口は増加の一途を辿り、環境問題は人類全体のみならず、生物全体の問題となっています。

人々、文化、宗教を隔てていた距離はテクノロジーや世界経済によって縮まってきている現代の世界において、私たちは共存と協力の精神を育成することなしには、現在私たちが直面する問題を解決できないところまで事態は差し迫っています。

人類がこのような一つの運命を共有しているという現実こそが、コンパッションが今、緊急に必要とされていることの本質だと言えるでしょう。

もし世界の人々が一斉にコンパッションを私たちの信条として受け入れることができれば、地球上の人々が一つになり、互いを尊重し合うことができるようになるでしょう。

そうすれば、現在のような分断した世界ではなく、現在私たちが直面しているような戦争もなくなり、食料問題や貧困の問題、環境問題などもなくなっていくでしょう。

感情の科学者ポール・エクマンは、「地球規模の慈悲心」が、現代の世の中で最も問われている課題だという主張をしています。

私たち一人ひとりが、そして地球市民全体として、私たちに内在するコンパッション(慈悲心)を体現できるようになれば、より人道的な世界をつくるという夢も実現していくことができるでしょう。

これは世界の問題ではなく、私たち自身の内側の問題なのです。

私たちの中の何が不安や恐怖を生み出し、家庭の不和や人間関係の問題がどこから生まれてきているかを考えれば、それらの世界の問題のはすべて、それぞれの各個人の内側の中にコンパッション(思いやりや慈悲、やさしさ)が見失われていることからやってきていることがわかるでしょう。

今現在の世界の状況は、実は私たちの内側において、コンパッションが見失われているところに本質的な問題があるのではないでしょうか?

「コンパッション」の著書の中で、ジンパ博士は次のように書いています。
https://oejbooks.com/products/compassion/

霊長類研究、子供の発達心理学、神経科学、新経済学など多様な分野の研究結果が示すのは、人は自分にしか興味のない好戦的な動物ではなく、協力的で他者への思いやりのある生き物だということだ。これには希望を抱かせる。

さらに、最近の脳画像技術と脳の神経可塑性の発見(人の脳は環境や経験に反応して物理的変化を起こす)のお陰で、瞑想などの意識的なメンタル・トレーニングが脳に与える影響に科学者たちが気づき始めている。

熟練した瞑想者の脳画像研究を行った著名な心理学者・神経科学者リチャード・デビッドソンその他の研究者は、ニューロンのレベルで瞑想の効果を探求する道を開いた。このような科学の進化は瞑想科学と呼ばれるまったく新しい分野となり、瞑想のような習慣が健康、認知発達、感情制御、そしてもっと多くの効果を生み出すことについて研究が進んでいる。

この新しい科学は、意識訓練により、文字通り脳を変えられることを示している。

つまり、現代の新しい科学は、私たちは本来コンパッションのある生き物であり、瞑想の科学によれば、瞑想のような習慣が健康、認知発達、感情制御、そしてもっと多くの効果を生み出すことを明らかにしているのです。

そのような瞑想とコンパッションのトレーニングを総合的に行うのが、「コンパッション育成トレーニング」(CCT)なのです。

コンパッション育成トレーニングについては、こちらをご覧ください。
https://compassioneducation.jp/schedule#cct

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