日本の精神科看護師におけるセルフコンパッションと看護コンピテンシー

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33078412/

概要

目的

本研究は、自己中心性、自己慈愛と看護能力との関連について検討した。

デザインおよび方法精神科看護師433名を対象に、他者意識尺度(OCS)、自己慈愛尺度(SCS)、日本語版反省質問票(RRQ)、指向性問題解決行動(OPSN)を用いて、デモグラフィック、他者意識、自己慈愛、自己焦点、看護力からなるデータを分析した。

所見

OCSの内的側面が高く幻想的側面が低いこと、RRQの内省が高いこと、SCSの否定的下位尺度が低いことがOPSN高得点の予測因子であった。勘定分散率は12.5%であった。

実践上の意義精神看護教育では,他者への配慮と内省を促進し,自己への非寛容な態度を緩和することが必要である.