ヨガとマインドフルネスのプログラム。ソーシャルワーカーにおける慈悲の疲労と慈悲の満足度に対する効果

概要

準実験デザインにより、現在勤務しているソーシャルワーカーを対象に、ヨガとマインドフルネスのプログラムにより、コンパッション疲労を減少させ、コンパッション満足度を向上させる効果を報告する。さらに、本研究の質的な部門では、ソーシャルワーカーがクライアントとの専門的な関係についてどのように認識しているかを評価した。

方法

11人のソーシャルワーカーが研究に参加し、対照群に6人、実験群に5人であった。定量的な結果は、思いやりの満足度、燃え尽き症候群、二次的外傷性ストレスのレベルを測定するProQOLバージョン5を利用することによって得られた。

結果

これらの結果は、簡単なヨガとマインドフルネスのプログラムへの参加が、思いやりの満足度の低下に歯止めをかける可能性を示唆している。質的な結果からは、ソーシャルワーカーが困難と認識するクライエントとの専門的な関係に対する認識について、豊かな洞察が得られた。

これらの結果は、ヨガとマインドフルネスのプログラムへの参加が、これらの認識を改善することを示唆している。

https://www.tandfonline.com/doi/abs/10.1080/15426432.2015.1080604