現在・瞬間の気づきと受容の評価。フィラデルフィア・マインドフルネス・スケール

概要

このプロジェクトの目的は、マインドフルネスの2つの重要な要素である「現在の瞬間の気づき」と「受容」を評価するための二次元的な尺度を開発することであった。

方法

フィラデルフィア・マインドフルネス尺度の開発と心理学的検証について説明し、専門家評価者、2つの非臨床サンプル(n = 204と559)、および混合精神科外来患者(n = 52)、摂食障害入院患者(n = 30)、学生相談所外来患者(n = 78)を含む3つの臨床サンプルからのデータを報告した。

結果

探索的因子分析および確証的因子分析により、構成概念の2つの構成要素に対応する2因子解が支持された。良好な内部一貫性が示され、他の構成要素との関係もほぼ予想通りであった。

結論

予測されたように、自覚と受容のレベルにおいて、非臨床群と臨床群の間に有意な差が認められた。自覚と受容の下位尺度は相関がなく、この2つの構成要素は独立して検討できることが示唆された。この尺度の理論的および応用的な利用可能性について議論した。

https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/1073191107311467